
4月19日(土) 天王寺区上本町の誓願寺で恒例の「懐徳忌」が執り行われました。誓願寺には、江戸時代の大坂で140年あまり活動した漢学の学校「懐徳堂」を隆盛させた二代目学主・中井甃庵(しゅうあん)をはじめその息子で四代学主を勤めた中井竹山(ちくざん)、その子孫の墓があります。「懐徳堂」は大阪大学の祖、富永仲基(とみながなかもと)や山片蟠桃(やまがたばんとう)を輩出、大坂学術の発展と商道徳の育成に貢献しました。
「懐徳忌」では墓前と本堂において供養の法要が行われた後、記念講話に。今年は関西大学教授吾妻重二先生の儒教、朱子学における祭祀にまつわるお話。誓願寺に残る中井家の貴重な神主(位牌)やお墓についてご講義いただきました。






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