~うえまち新聞支援者紹介コーナー
行政書士・河野八十八です。今般、長く親しんだ谷町から尼崎に移りましたが、これからも引き続きよろしくお願いします。

私は2005年の行政書士登録以来、外国人本人に代わって出入国在留管理局へ在留資格(VISA)の申請取次を行ってきました。そのころ日本は超高齢化社会に突入し、少子化と労働人口減少の課題が顕在化していきました。近年は当時よりさらに顕著になり、労働力人口減少では外国人雇用に出口を求めた多くの施策が講じられています。また、外国人を生活者として捉えた側面では多文化共生の理念が反映され、今年4月には日本語教育分野で新たに文部科学省による認定日本語教育機関制度が始まりました。
行政書士として、就労、生活、教育と外国人の様々な側面で出会いを重ねてきました。ペルー共和国で出会った日系5世の子供たち、ボリビア人とフィリピン人の恋物語、外国人経営者たちのポジティブパワー、私費留学でジャパンドリームを夢見る留学生たち、カンボジアから慕われ続ける先輩日本人との不思議なご縁、目の当たりにしてきた偽装結婚や不法就労、オーバーステイなど違法不法の数々――。
これらのお話は一献の席に機会を譲りたいと思いますが、ギリギリセーフとアウトの隙間で、悲喜こもごもを飲み込み今を生きていく外国人たちの逞しさに触れる20年でした。
現在は行政書士業と特定技能や人材派遣による外国人雇用支援を中心としつつ、人材育成の観点から、ZERO商事株式会社の担当役員として「ZERO日本語学校」を兵庫県尼崎市に開校させました。共生社会を理念の中心に据えた行動中心アプローチの日本語カリキュラムを設計し、学内外の包摂的環境づくりをグランドデザインとした認定日本語教育機関です。今後は日本語教育3分野(留学のための課程、就労のための課程、生活のための課程)を捉え、進めていく計画です。
日本人の人口が1億人を下回る日がそう遠い話ではなくなってきました。2040年、私の娘が30歳を迎えるときの日本社会は逞しさを誇っているでしょうか。行政書士と外国人雇用、そして日本語教育を通じて、この国のための仕事をしていきたいと考えています。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ZERO行政書士法人 兵庫県尼崎市西難波町4丁目6番26号 090-9690-2839
行政書士 河野八十八 1973年11月生まれ(51歳) 2005年10月行政書士登録
ZERO日本語学校
ZERO商事株式会社