暑かったり寒かったり、温度の変化の激しい冬ですが、ちょうど寒い日にあやった(小雪が舞っていました)3月2日に、うえまち寄席を無事開催いたしました。いつものどおり多くの方にお運びいただき感謝申し上げます。今回はちょうばさんが2席、佐ん吉さんが1席の構成。さて、今回はどんなおもしろい噺が聞けたのでしょう。
ちょうばさんの1席目は「善哉公社」。公社とは国が運営する会社のような組織で、お役所仕事で赤字を垂れ流すと、ずいぶん以前、問題になったものです(いまはすべて民営化されました)。まあ、非効率なのですが、それをテーマにしたネタ。誠に馬鹿馬鹿しいお噺です。続いての佐ん吉さんの「くやみ」も、ほんと馬鹿馬鹿しい噺で、葬式の場で商売ことばかりしゃべる炭屋、女房ののろけ話ばかりする男などが登場します。個人的の感想ですが、「このネタ、佐ん吉さんにとても合っている」。ノリノリで大きく笑いを取っていました。ちょうばさんの2席目は「一眼国」でお化けの噺。最近のうえまち寄席では珍しい種類のネタで、今回もいろいろなパターンがあって満足満足でした。
第44回の紹介はここまで。次の第45回うえまち寄席は「24年6月15日土曜日」に開催します。「開場13:30 開演14:00」で、今回と同じ「一心寺南会所」で。どうかお運びください。