文治元年(1185年)、法然上人を開基とする浄土宗の古刹で、江戸時代末期より年中、施餓鬼法要を行う「おせがきの寺」として知られるようになった。
現在は、納められた遺骨により10年ごとに造立される「お骨佛」の寺としても有名。
徳川家康の子息・仙千代の葬儀が行われた縁で、「大坂冬の陣」では家康の本陣がおかれた。境内には、幸村に追い詰められた家康を救ったと伝わる「きりふりの松」が残る。
酒封じの神様として信仰されている徳川方の武将・本多出雲守忠朝の墓があり、断酒祈願のしゃもじがたくさん奉納されている。大阪の町と庶民とともに長く歴史を歩んできた跡が、今も境内の随所に数多く残る。
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