「楳図かずお大美術展」が、あべのハルカス美術館で開催中です。9月17日に催されたプレス発表では、学芸員がまことちゃんスタイルで登場。意気込みを感じます。
優れた芸術家には予言ではなく、予見性がある
今回の展覧会では、過去の作品から、「先見性」を感じる、ビジョンとして先取りしたものを3作品ピックアップされたそう。70年代の「漂流教室」。80年代の「わたしは真吾」。「14歳」。1枚1枚の原画を見ながら、物語が終えるので、この後どうなるのか、続きが気になって仕方がありません。近未来を描き、今の時代を言い当てたかのような風刺に、彼の天才ぶりがうかがえます。27年ぶりの新作も初公開。「興味がない」という方も、行けば彼の作品を大人買いして浸りたくなること請け合いです。