夕霧太夫は寛永期の三名妓の一人といわれた人で、近松や西鶴など数々の文学作品に登場します。27歳の若さで没した時には、「大坂中がその死を惜しんだ」ともいわれるほどの絶世の美女。いまは下寺町の浄國寺に眠ります。その彼女にちなんだ「花祭り 夕霧太夫行列」が今年も実施されました(4月2日の日曜)。ここ数年はコロナ禍に加え天候に恵まれないなど、不運続きでしたが、今回は絶好の“行列日和”。来年もぜひ、今年のような好天のもと、にぎにぎしく行いたいものですね。
※本行列は浄國寺、金臺寺および本紙(=NPO法人「まち・すまいづくり」)が共同で運営。毎年4月の第一日曜日に開催します。