8月4日(日)午後7時、四天王寺で飛鳥時代から伝わる古典芸能「天王寺舞楽」を演じる令和6年度「篝(かがり)の舞楽(ぶがく)」が開催されました。
残念ながら、あいにくの雨天模様で今回は伽藍内講堂前庭から変更し本坊の五智光院堂内での開催となりました。篝火(かがりび)を焚くことはできませんでしたが、飛鳥時代から連綿と伝わる舞楽が演じられ、来場者は舞楽を舞う踊り手の美しい衣装や舞の素晴らしさに、幻想の世界へと誘われる夏のひとときとなりました。
演目は舞台の悪霊邪気を鎮めるために冒頭に舞われる舞、「振鉾(えんぶ)」に始まり、「承和楽(しょうわらく)」、「納蘇利(なそり)」、「抜頭(ばとう)」、「長慶子(ちょうげいし)」と続きます。
鑑賞料金は1,000円(中学生以上)。幻想的な篝火の中での来年の開催が楽しみです。