9月29日に、うえまち寄席を無事、開催いたしました。このご時世ですから少し木戸銭を値上げしたのですが、いつにも増して多くの方にお運びいただき、関係者一同、感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。
今回は、ちょうばさん2席、佐ん吉さん1席。
ちょうばさんの1席目は「ふぐ鍋」です。お調子者の訪問者と主人のやりとりが楽しい噺ですが、なかでも主人の“とぼけぶり”が秀逸。最初は泰然としていたのが、ふぐが怖くて、なかなか食べない……ほんともったいないですね。2席目は「肝つぶし」というちょうばさんの師匠のざこば師が得意としたネタで、「亡き師匠を偲んで」ということなのかもしれません。
一方の佐ん吉さんは「蔵丁稚」。忠臣蔵をモチーフにした噺で、こちらも佐ん吉さんの師匠、吉朝師が得意としたネタですが、丁稚のかわいさは佐ん吉さんならではでしょう。その丁稚が演じる芝居のシーンは思わず聞き入ってしまいました。
さて、次の第47回うえまち寄席ですが、まだ開催日が決まっておりません(場所、時間等は同じ)。決定次第お知らせいたします。
一方、ちょうばさんの「桂米之助 襲名披露の日」は来年3月19、20日に大阪サンケイホールブリーゼに決まりました。こちらも楽しみです。