
第49回うえまち寄席は11月30日に開催しました。前回は南光師にご登場いただくというスペシャルな回だったため、「お客さんが減ったらどうしよう?」と内心ドキドキしていたのですが、まったくの杞憂に終わりました。いつも以上に多くの方に会場までお運びいただき、感謝しかありません。本当にありがとうございました。
今回は米之助2席、佐ん吉1席の構成。佐ん吉さん、米之助さんともに、わりと“大きなネタ”に挑戦していました。佐ん吉さんは「はてなの茶碗」、米之助さんは「親子茶屋」。どちらも旦那の貫禄をどう出すかがポイントで、お二人とも違和感なく演じていました。佐ん吉さんの場合は、油屋さんのとぼけぶりがよかったですね。一方の米之助さんは三味線との息もぴったりで、聴きごたえがありました。こうした笑いが少ない、魅せる落語にも、これからどんどん挑戦してもらいたいですね。
残りの1席、米之助さんの「ハンカチ」は非常に面白い噺です。上方落語台本大賞の優秀賞だそうですが、本当によくできた“作品”。これはぜひ多くの人に聞いてほしいと思ったものです。
さて、次回、来年2月のうえまち寄席はいよいよ第50回という大きな節目を迎えます。そこで、普段よりも大きな会場で開催します。なな、なんと! 国立文楽劇場の小ホールで。ぜひ皆さんお運びください。お待ちしております。
・26年2月7日(土)
・国立文楽劇場 小ホール
・開演14:00
・前売り 3,000円(当日 3,500円)
・高校生以下 半額

