算数、数学、理科を解くのに、知ってるとちょっと得するコツや心構えを、数学・理科・英語の指導に定評のあるKSP理数学院の鍵本聡先生にお聞きするコーナーです。
●本番で傾向が変わっていたらどうすればいいですか?
受験生はどんな試験でも多かれ少なかれ出題傾向を勉強してきますが、試験本番で問題を見てみたら出題傾向が変わっているということもよくあります。焦ってしまって実力を発揮できなかった、なんて話もよく聞きますが、そんなときにまず大切なことは「絶対に焦らないこと!」。冷静に考えていただければわかると思いますが、自分だけでなくみんな焦っています。むしろ点を引き離す絶好のチャンスと受け止めて着実に点をとりましょう。すなわち、解ける問題を着実に解いていくことで、むしろ合格可能性がアップするというわけです。ともかく焦らず冷静に。
●具体的に出題傾向からどんな勉強をすればいいですか?
特に算数や数学の場合で言うと、直前にやった問題と似た問題が出た場合、解ける率が圧倒的に上がります。どんな分野がいつも出題されているのか、という内容のほかに、出題形式なども大いに参考になります。1番に小問が出る試験もあるでしょうし、1番から記述式の難問が出るような試験もあります。
●出題傾向から時間配分などを考えるコツは?
過去問を解きながら時間を計って1分あたりの得点率を計算することで、意外なことがわかる場合もあります。ある入試の例で言うと、毎年出題されている1番の小問集合の配点が低くて、逆に最後の問題が配点が高く、1分あたりの得点率が高いということも。そんな場合は1番をさっと確認してつまみ食いしてから、後ろの方の問題でまずは着実に点を稼ぐというのも良い方法です。
試験直前こそ傾向の再確認を!
動画視聴はコチラ→https://youtu.be/VV_rX666Ztg
▽1223KSP 理数学院(旧KSP理数学院)=東成区東小橋3‐1‐15NKBビル3階、電話06・4981・5292
鍵本聡先生(1223KSP 理数学院代表) 京都大理学部・奈良先端大卒、数学教育のエキスパート。「計算力を強くする」シリーズや「16歳の教科書」など、著書は国内外で40冊に上る。
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