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「上町台地」名所図会第52回 上方落語と上町台地(大阪市天王寺区など)

Posted on 2025年6月27日2025年6月27日 by うえまちウェブ編集者

所在地:「米澤彦八の碑」大阪市天王寺区生玉町1

写真/中原文雄  文/松本正行

落語は17世紀後半に、江戸、京、大坂で同時発生的に生まれました。そのうち、大坂の祖は米澤彦八で、木下昌輝の小説『天下一の軽口男』のモデルとしてご存じの人も多いでしょう。彦八は生國魂神社の境内の小屋で話芸を披露し、人気を博しました。それが上方落語の原型になったといわれています。生國魂神社には彼を顕彰する碑が建ち(写真上)、毎年5月には上方落語協会主催の「彦八まつり」が催されます。

このように上町台地と上方落語は切っても切れない関係にあり、上町台地を舞台にした落語も数多くあります。『高津の富』『崇徳院』(高津宮)、『天神山』(一心寺と安居天満宮)、『天王寺詣り』『鷺とり』(四天王寺)、『住吉駕籠』(住吉大社)などなど。他にも『稲荷俥』という噺があります。

高津宮前で客待ちをしている人力車の車夫に、紳士が「産湯(うぶゆ)まで行ってくれ」と声をかけた。ところが、産湯のあたりには森が広がっており車夫は行くのを嫌がる。なだめすかして乗った紳士は「自分は稲荷の使いだ」と言って――。

この産湯と呼ばれる場所が写真下の産湯稲荷神社(天王寺区小橋3)です。もちろん、現在は森などありません。周囲は公園と住宅街。しかし、人力車が走る時分は狐(稲荷の使い)が出てもおかしくない場所だったんですね。

中原文雄
1948年生まれ。建築工房日想舎 主宰。NPO法人まち・すまいづくり会員。

松本正行
1965年生まれ。ライター・編集者。NPO法人まち・すまいづくり会員。

#名所図会 #大阪市天王寺区 #落語 #生國魂神社 #彦八まつり #米澤彦八 #上町台地 

Posted in 「上町台地」 名所図会Tagged 上町台地, 天王寺区, 熊野街道, 熊野詣, 四天王寺七宮
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