一心寺賞
「蒼き刻 花も朧に 融けこんで （あおきとき はなもおぼろに とけこんで）」
撮影：栗原正隆
撮影場所：一心寺
撮影時のエピソード
日も暮れて、だんだん風景がくすんだ蒼色に染まってゆく幻想的なブルーモーメントの刹那。
一心寺の桜も蒼い世界に融けだすように、朧げになってゆきました。
審査員評
江口保夫（フォトキョイ）：一心寺さんを訪れるとき誰もが見る風景…。その普通の風景を陽が沈んだ後の青い色が残る空と道路を走る車の流れを上手く捉えられました。これこそ一心寺賞ですね。
清水ミサコ（ラメカカメラ堂）：とにかく色がとても綺麗です。空の絶妙なグラデーションに一心寺と桜が調和していて、ときめきながらシャッターを押されたのではないかと、推察しております。通天閣が入っているのもいいですね。
田中一泉（日本写真映像専門学校）：とてもよく視られて、丁寧に撮影されています。画面の中に通天閣や電柱等がとても効果的です。また長時間シャッターを開けた事で車がぶれていますが、それは作者が一心寺の美しさに心奪われ眺めていた時間を指しているかの様です。