上町台地の風景や人々を題材にした写真に、毎年春、賞を贈る写真賞「夕陽丘うえまち写真コンテスト」。
2023年4月から2024年4月まで募集された「第18回」の応募者の中から、受賞された方々の作品をご紹介します。
上町台地パンフ賞
「あべのハルカスVS通天閣」
撮影:荒井英一
撮影時のエピソード
太陽の位置と雲の形 運が良かった。
審査員評
江口保夫(フォトキョイ):ハルカスを左に通天閣と太陽を右に、そして空には広がる雲…。超広角レンズを効果的に使用された迫力のある作品です。露出を切り詰めた点も作者の意図が伺えます。
清水ミサコ(ラメカカメラ堂):ダイナミックな写真ですね。通天閣と太陽が重なり、その対極に残照を受けた高層ビルがそびえています。昼と夜、明と暗、動と静が雲の助けを借りて表現されているようです。黒い部分はプリントでつぶれる場合があるので、もう少し明るくしても良いかもと思います。
田中一泉(日本写真映像専門学校):あべのハルカスと通天閣は大阪の象徴ともとれる存在であり、この距離でこのような建造物があるのは稀なことだと思います。両者の配置がハイライトとシャドウ側に分かれていることも素晴らしい作品です。
次回は12月15日ごろに配信予定です。
「夕陽丘うえまち写真コンテスト」過去の作品ほか詳細は、
→夕陽丘うえまち写真コンテストHPへ。