旅する版画家・川瀬巴水の生涯をたどる! 大坂の街が描かれた木版画も!
本展では、「旅情詩人」とも呼ばれた木版画家・川瀬巴水の初期から晩年までの代表的な作品を紹介。同時に鑑賞できる貴重な機会となる連作(シリーズ)ほか、約150点を展示。季節や天候、時の移ろいを豊かに表現した巴水の世界を堪能できます。
明治16年生まれの木版画家・川瀬巴水(明治16年~昭和32年・1883-1957)は、全国を旅し、四季折々の風景を描きました。版元の渡邊庄三郎(現・渡邊木版美術画舗初代)や彫師、摺師といった職人たちと、新時代の木版画「新版画」を牽引する存在として人気が高まりました。
旅先の人々の生活まで垣間見える巴水の木版画をぜひお楽しみください。
開催概要
会期:10月5日(土)~12月2日(月)
休館:火曜日
時間:9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで
会場:大阪歴史博物館 6階 特別展示室(中央区大手前4-1-32)
最寄駅:Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅②・⑨号出口
観覧料
特別展のみ:大人1,300(1,170)円 高大生700(630)円
常設展との共通券:大人1,770(1,710)円 高大生1,030(990)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方 (介護者1名を含む )は無料
問合せ:電話 06-6946-5728 ファックス 06-6946-2662
公式HP: https://www.osakamushis.jp/
展示構成
〈第1章〉 版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ
美人画を描いていた巴水が風景画にも興味を持つようになり、新版画を提唱する版元の渡邊庄三郎と出会い、ともに版画家として歩み出した初期から関東大震災発生前までの作品。『旅みやげ第一集』『旅みやげ第二集』『東京十二題』『東京十二ヶ月』などの風景画シリーズほか。
〈第2章〉 「旅情詩人」巴水、名声の確立とスランプ
関東大震災 (1923年)で成果のすべてを失った巴水。店の再建に取り掛かる庄三郎の後押しで、生涯最長の旅に出ます。震災前に比べ、明るく鮮やかな色彩、写実的な筆致へと画風の変化がわかるこの章では、巴水の代表作、《芝増上寺》、《馬込の月》を含む『東京二十景』など、震災後の新版画を象徴する作品が鑑賞できます。
〈第3章〉 巴水、新境地を開拓、円熟期へ
高い名声を得ながらも、作風のマンネリ化を感じ葛藤する巴水は、朝鮮半島への旅に出ます。異国の風景に魅了され制作された連作、戦後、GHQ関係者からの肉筆画制作の依頼や、アメリカの日本版画展への出品など、巴水が海外で名声を得た様子が伝わってきます。
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